ハローワークインターネットサービス(解説)

ハローワークインターネットサービスは、令和2年1月6日に仕様変更が行われ、ハローワークとハローワークインターネットサービスで閲覧できる求人票の内容は全く同じになっています。よって以下に記載されている内容は現在のものとは異なっている場合があります。

概要

ハローワークインターネットサービスは、全国各地のハローワークが受理した求人情報の中で、会社がハローワークインターネットサービスにも掲載を希望したものを検索することができます。

ハローワークインターネットサービス

求人情報の更新は午前4:00から2時間程度で、前日にハローワークで受理された求人情報が反映されます。このとき一緒にハローワークにある職員用端末の情報も更新されますが、ハローワーク利用者が使うことができる求人検索パソコンだけは午前10:00頃から更新が開始されます。また、金曜日にハローワークで受理された求人情報は土曜日に反映されるため、月曜日には更新がありません。

以上のことにより「ハローワークの求人検索パソコンの求人数」と、「ハローワークインターネットサービスの求人数」は同じではないことがわかります。(各ハローワークの求人検索パソコンの求人情報は職員が、手作業でハローワーク管轄地域および周辺地域の求人情報を職員用端末から移行しているので全国対象のハローワークインターネットサービスとは対象数が根本的に違います。)

検索・応募方法

①.『利用者の区分』を選択します(必須項目)。
ここで何を選択するかによって求人情報の表示項目が変わってきます(後述)。求職番号を入力する場合、『雇用保険受給資格者証』をお持ちの方は支給番号の左から5桁と求職番号、『求職受付票』をお持ちの方は求職番号を使用して下さい。

②.『就業形態』を選択します(必須項目)。
給料は入力しなくてもかまいません。

③.検索条件(職業、就業都道府県、年齢、新着求人、産業、表示件数)を必要に応じて選択・入力し『検索開始』を行います。更に詳細な条件を指定する場合は『詳細条件入力』で行ってください。『詳細条件入力』では就業地区、マイカー通勤、職業、フリーワード、保険、休日、就業時間帯、免許、資格を検索条件として選択・入力できます。整理番号から求人情報を表示するには『整理番号検索』で整理番号を入力して下さい。

④.検索条件に該当する求人の一覧が表示されますので詳細を見たい番号を選択して下さい。

 

【スポンサーリンク】

 

求人情報は付いている印(しるし)によって表示項目が異なっています。

◎印がついている求人は、全情報がハローワークインターネットサービスの全利用者に表示されます。『応募を検討する』にて事業所名、所在地、電話番号が表示されます。ハローワーク求人票上部の公開区分の上に『71』、求人票右下に『i1』と書かれているものです。

○印がついている求人は、ハローワークで求職の登録をしている方に全情報が、その他の方には全情報から事業所名、所在地、電話番号を除いたものが表示されます。ハローワーク求人票上部の公開区分の上に『72』、求人票右下に『i2』と書かれているものです。

印がついていない求人は、全情報から事業所名、所在地、電話番号を除いたものが全利用者に表示されます。ハローワーク求人票上部の公開区分の上に『73』、求人票右下に『i3』と書かれているものです。

※『全情報』と書きましたが『ハローワーク求人検索パソコンの求人票』より項目数は少ないものです。

上記以外にもハローワークインターネットサービス上に一切表示されず、ハローワークでのみ閲覧可能なものがあります。ハローワーク求人票上部の公開区分の上に『74』、求人票右下に『i4』と書かれているものです。

⑤.求人に応募を行う場合は、ハローワークに求人番号を告げて紹介状を発行してもらうか、もしくは会社に直接電話をかけて応募することになります(直接応募可能なものは◎印の求人のみです)。ただし、ハローワークを介さずに直接応募して採用された場合、会社は助成金を受け取ることができないようになっているため敬遠されたり、雇用保険受給資格者証の離職理由が4Dまたは5Eの方が、待期期間(7日)が終了後1ヶ月の間に再就職すると再就職手当は受給できないといったデメリットがあります。以前はハローワークインターネットサービスから直接応募することができましたが、現在その機能は廃止されています。ハローワークインターネットサービスから直接応募することになります。直接応募可能なものは◎印の求人のみです。(しごと情報ネットからきた場合には◎印及び○印が可能なようです。)直接応募する場合は『直接応募する(応募票画面へ)』を押します。

⑥.表示される注意事項を確認した上で更に『直接応募する(応募票画面へ)』を押します。この段階で企業にあとから『採否結果確認票』が自動的にFAX送信され採否確認されるようになっています。直接応募する場合は、ご自分で企業に連絡し面接の日時などを決める必要があります。表示された応募票は印刷して履歴書と一緒に企業に提出します。面接の際の確認用にコピーをとっておいたほうが無難です。また応募を取消しする際に応募番号が必要となってくるので応募するしないに関わらずとりあえず印刷しておきましょう。

⑦.採否確認を止めるには『応募票画面の応募取り消し』か『求人情報検索の◎応募の取り消しはこちら』から応募票の応募番号を入力して取消処理を行うか、直接ハローワークに応募しなかった旨を連絡して止めてもらいます。

⑧.応募票の内容は以下のようになっています。
応募日、応募者氏名、雇用条件、採否の結果を選択記入する欄

⑨.求人に応募を行わずとりあえず求人票を見たい場合は、ハローワークの求人検索パソコンにて整理番号を入力して見ることになりますが、時間帯によってはまだハローワークの求人検索パソコンに反映されていなかったり、その求人を受理したハローワークや近郊のハローワークでなかった場合、求人検索パソコン自体に登録がされていない場合があります。職員用端末にはどちらの場合でも検索可能ですので求人の整理番号を告げて求人票を印刷してもらうこともできます。このことはハローワークインターネットサービスのQ&Aにも書かれていますので、「そんなことはできない」と言った職員(または相談員)は何も分かっていないということになります。ただし、問い合わせてみても更新のタイミングのズレにより既に求人が無効となっているケースはありえます。その場合でも無効になったという情報くらいは残っているのではないでしょうか。

 

【スポンサーリンク】